靖國神社に御參り・その二

撮らせて貰つたので御金を拂つて取敢ず拜む。大體この手の施設は儀式の方法・御禮の仕方が決つてゐるので、セオリー通りにやれば良いから簡單だ。さすがに神樣の面前をぱしやつとやるのは氣がひけたので手前から。しかし神樣の御住ひも、看板が立つてゐたり、火の用心の施設があつたり。もともと神道は人間臭いもので、神社は結構俗つぽい。殊に靖國は御役所みたいなものだから、いろいろアレな臭みがある。

道に出て振返るとあざやかな夕陽。寧ろこんな物の方が今の我々にはなつかしいし、また神性を感じ得るものであるのだ。