過去に囚はれた男
タイトルにあんまり意味ナシ。以下は完全な印象論或は感情論だから反論不要だよ(とか言つてみる)。素人がよくわからないで物を言つてゐるから、プロの人には噴飯ものだらうね。
俺が最近の日本のプログラム一般に違和感を覺えるのは、日本の多くのプログラマがPCで育つてゐないから。要はPC-98だのX68000だのFM-TOWNSだのでコンピュータを覺えたから、PC/ATの世の中になつても相變らず「自分逹の文化」の流儀で何でもやつてしまつてゐると。
アイ・オー・データのキャプボですらも俺は何か變な感じがする事がある。今に至るまで、PC用のパーツは、或はPCそのものも、海外製のものを俺は信用してゐて、日本製の機械は嫌々使つてゐたりする。
Wordだつて、目茶苦茶みたいに言はれてゐるけれども、本來のWordの思想は途中で歪められてゐるんだよ。1.2Aの時點で最う相當ぐだぐだだつた。そのあとWord Basicがなくなり、6.0で一太郎に對抗する爲に罫線の機能を盛込んで、それでWordは言はゞ「死んだ」。最近はまたいろいろ變つたみたい。
でも、今でも、アウトラインモードで文書構造をきつちり作つて、スタイル機能で體裁を整へる、なんて使ひ方は、まだ出來る筈。それが本當のWordの姿だ。
Windowsは、これは根本的に思想がない訣で、なぜならDOSから移行する爲に作られたシステムだから。けれども、もとがDOSだと思ふと、今のWindowsは立派なものだと思ふ。多くのプログラマの人が、プログラマ的な觀點からWindowsを罵つてゐるけれども、一般ユーザから見れば、これは結構凄いシステムだよ。Windows2.0用のプログラムだつてVistaで動くんだぜとか言つてもまあ當り前と言へば當り前なのだらうけれども、なんだかんだ言つてそれは一般ユーザレヴェルでは有難い事だつたりする。
でも、今でも、アウトラインモードで文書構造をきつちり作つて、スタイル機能で體裁を整へる、なんて使ひ方は、まだ出來る筈。それが本當のWordの姿だ。
Windowsは、これは根本的に思想がない訣で、なぜならDOSから移行する爲に作られたシステムだから。けれども、もとがDOSだと思ふと、今のWindowsは立派なものだと思ふ。多くのプログラマの人が、プログラマ的な觀點からWindowsを罵つてゐるけれども、一般ユーザから見れば、これは結構凄いシステムだよ。Windows2.0用のプログラムだつてVistaで動くんだぜとか言つてもまあ當り前と言へば當り前なのだらうけれども、なんだかんだ言つてそれは一般ユーザレヴェルでは有難い事だつたりする。
「～をしようと思ふと、いろいろ面倒でやりにくい」と云ふ意見、俺は即座に受容れる事が出來ない。それが「その人の流儀とは違ふから」であるかも知れないからだ。「Unix の流儀以前の問題だと思うなあ」「少なくとも Kuwata 様が出している不満の類は Linux をあまり使っていないわたしでも感じている」(
http://d.hatena.ne.jp/smallball/20080410/p2
)との事だけれども、何うだらう。
http://d.hatena.ne.jp/smallball/20080410/p2
)との事だけれども、何うだらう。
そもそも今のプログラミングでもネットワークでも、unixで釀成されたものをWindowsに移植してゐるんだよ。Windowsでいろいろなものが使ひ辛いのは、そもそもWindowsで育つてゐないものを無理やりWindowsで動かしてゐるから。
個人的に、技術がunix上だけで發展して來たコンピュータの歴史は大變不幸なものだと思つてゐる。論理的なんだらうけれども融通がきかなくていいところではきいて、きくべきところできかない、みたいな。いろいろ不便なやうに作られてゐるところも多いと思ふ。しかも、さう云ふ世界で育つた人が、今になつてWindowsを小馬鹿にして喜んでゐる。
個人的に、技術がunix上だけで發展して來たコンピュータの歴史は大變不幸なものだと思つてゐる。論理的なんだらうけれども融通がきかなくていいところではきいて、きくべきところできかない、みたいな。いろいろ不便なやうに作られてゐるところも多いと思ふ。しかも、さう云ふ世界で育つた人が、今になつてWindowsを小馬鹿にして喜んでゐる。
俺は今に至るまで「unixの流儀」を理解し得ないでゐる。ディレクトリのルートは/ですとか、同語反復だらう。その/が何處にあるのか、がわからないし、わからなければいけないと思つてゐるのに、unixの側はわからなくていいと言ふ。一方で、unixの人はWindowsのデスクトップが何處其處にあるのはをかしいとか言ふ。何處にあつても良いだらうに。何處かにあるのは當り前だ。OS/2なんか(FATでは)「デスクト」フォルダがデスクトップだつたぜ。汚らしいとか非難する言葉は幾らでもある。けれども、綺麗汚いと言つたら、unixだつて結構目茶苦茶だ。何でファイル名が.から始められるんだよとか、「こつちの世界」の人間には不思議で不思議でならない事がいつぱいある。
unixで、デスクトップが何處にあるかさつぱりわからないなら、俺は不安だ。デスクトップにファイルを置いて、あとでOSが起動しなくなつた時、別のシステムか何かで起動してファイルを救出しようとしても、どこにファイルがあるかわからないなんて事になつたら。わかりやすければわかりやすい方がずつと良い。
userディレクトリでも何處でも同じ。unixではファイルシステムが假想化されてゐて訣が解らない。パーソナルなシステムでは具體的にわかる事の方が重要であつて、假想化なんて事は、されるだけ迷惑だ。Windowsですら、俺はマイドキュメントを使はない。もともとDOSの時代には、自分の好きにディレクトリを掘つて適當にファイルを突込んでゐたものだ。Windowsでは、一往お約束でマイドキュメントフォルダがあるに過ぎない。何處にだつて適當に保存していい。
unixは何うなんだらう。unixには禮儀作法があるらしいので、俺は窮屈に感じる。私的な用途で使ふにも、勝手をすると後ろめたい氣分になる。それが嫌でunixを使ふ氣にならない。
userディレクトリでも何處でも同じ。unixではファイルシステムが假想化されてゐて訣が解らない。パーソナルなシステムでは具體的にわかる事の方が重要であつて、假想化なんて事は、されるだけ迷惑だ。Windowsですら、俺はマイドキュメントを使はない。もともとDOSの時代には、自分の好きにディレクトリを掘つて適當にファイルを突込んでゐたものだ。Windowsでは、一往お約束でマイドキュメントフォルダがあるに過ぎない。何處にだつて適當に保存していい。
unixは何うなんだらう。unixには禮儀作法があるらしいので、俺は窮屈に感じる。私的な用途で使ふにも、勝手をすると後ろめたい氣分になる。それが嫌でunixを使ふ氣にならない。
