「大虐殺」ぢやなくちや駄目! 奇怪千万「南京大虐殺」論爭

全ての關係者(誰)が勘違ひしてゐるけれども、俺は「なかつた」派ではないよ。だつて「南京近邊で日本人は支那人を虐待・虐殺した」と言つてゐるのだから。

何とかさんが「なかつた」派は議論の妨害ばかりしてゐると言つてゐたけれども、俺は妨害してゐない。だつて、「あつた」派がしたい議論を俺は率先してしてゐるのだから。「あつた」派の人は「南京大虐殺」の責任問題を「議論」したい訣だけれども、俺は其の「議論」をしてゐるんだ。俺はただ「日本軍の組織的關與はナシ！ 無罪！」と言つてゐるに過ぎない。組織的に虐殺を行はうとした事實が「存在した!」と言つてゐる「あつた」派はゐない筈だし、ゐても××××だから問題にする必要がない。精々「監督不行き屆き」の「罪」があるだけで、それは「東京裁判」で「裁かれた」から今さら問題にする意味は無い。そもそも、組織的に行はれた事でないなら「南京近傍での複數の虐殺事件」は一つの事件ではないし、だから「南京大虐殺」とは呼べないと、それは俺の現在の持論だが、一面責任論の話である。

俺は「あつた」派のしたい「議論」を率先してしてしまつて、しかも最初に決定的な結論を出してしまつてゐる。それはそれで嫌だらうけれども、別に議論を妨害した訣でもないし、「殺人事件は一件もなかつた」なんて言つてゐないのだから「あつた」派の「殺人はあつた」と云ふ主張に何ら反對してもゐない。
別に俺は何一つ馬鹿にされる謂れはない筈だし、侮辱されるべき理由があるとも思はれない。何か知らないけれども「あつた」派の變な人が侮辱を加へてきて好い氣になつてゐるから一往書いておく。「あつた」派の人は、あんまり敵を作らない方が良いよ。敵ばつか作つて來た俺が言ふのだから説得力があるだらう? 今「なかつた」派が大勢力になつてゐるのは、「あつた」派の思ひ上りが一つの原因だと思ふんだ。Apeman氏だつけ、何う思ふよ。あんたは自分が無駄に尊大になつてゐると思つた事はないかね。それが反感を買つてゐるとは思はないかね。少くとも、反感を買はないやうにした方が、政治活動としての「南京大虐殺はあつた運動」には有利だと思はないかね。「あつた」派の人は、ただ自己滿足してゐればそれで良いかね。