闇黒日記?

にゃもち大いに語る

JavaScript強要サイトを作るサイト制作者

Yahoo!ブログもさうだが、なぜかJavaScriptを有效にしてゐるブラウザでアクセスしないとまともにサーヴィスを利用出來ないやうにしてゐるサイトがある。

録畫專用に使つてゐるPCではInternet Explorerのセキュリティを「高」に設定してゐるのだが、その爲にキッズステーションの番組表や番組案内を見る事が全く出來ない。

PanasonicのTV、TH-15LD70で録畫豫約すると17:59~の豫約に高い確率で失敗するので報告したいと言ふか苦情を入れたかつたのでPanasonicのサイトで苦情受附の在處を探して、サイト檢索を使つたら、JavaScriptをオフにしてゐると檢索結果が出ないと云ふあきれた状況に遭遇。おまけにウェブには苦情受附がない事實も發覺。PanasonicのTVは二度と買はない。

商業サイトを制作してゐる連中はデザイナーだし、連中の仕事を監督してゐる企業側の人間は無知だから、どちらも多分綺麗でいつぱい動く所があるサイトを「良い」と心から信じてゐるのだらう。ところが、さう云ふ連中が作るサイトは、JavaScriptを有效にしてゐなければ――場合に據つてはプラグインも有效にしてゐなければ――利用出來ない人間が出て來るサイトである。
出來るだけ多くの人間が閲覽出來、しかもストレス無く閲覽出來るやうになつてゐなければ、商業サイトは駄目だらうと思ふのだが、なぜか企業は出來る限り安上りにサイトを仕上げようとして無知な人間をウェブ擔當に据ゑ、一見綺麗なサイトを作らせようとしてデザイナーに依頼する、その結果が「一部の人には利用する事すらできないウェブサイト」である。何なのだらうと思ふ。

JavaScriptを有效にしてゐないと駄目なのだらうか。セキュリティの事を考へてとか、そんな理由でJavaScriptを無效にしてゐる人間は、企業サイトの敵で、企業は出來る限り對應しないで邪險に扱つてしまはなければならないのだらうか。
異常としか言ひやうが無いのだが、出來るだけ多くの人間に見られなければならない――と言ふより「見て頂かなければ」ならない商業サイトが、ユーザを積極的に選んでゐるのである。何なのだらう。
イメージを良くしようとして、それでぱつと見のデザインの部分で凝つてゐるのだが、そんな事をして企業イメージは本當に良くなるのだらうか。なる訣がないと思ふのだが、「なる」と思つてゐる人は極めて多い。その結果として「ウェブデザイン」となると大體似たやうな「デザイン的」なものになる。「文字ばかりでは見る氣にもならない」とか、そんな言ひ方をする人すらもゐるのだけれども、俺にしてみればFlashとgif畫像とJavaScriptばかりでは見られないのである。見る氣にならないだけなら見ようと思へば見られるが、そもそも見られないのでは何うしやうもない。「JavaScriptプラグインを有效にすれば良い」と、人は言ふかも知れないが――しかし商業サイト、企業サイトがそんな事を消費者に要求したら、それは何うかしてゐるだらう。


――と言ふより、不便なサイトがあつたと文句を言つてゐるだけで、偉さうに評論風の文章に仕立ててゐるのはただの癖。
妙なデザイナーの文法に則つたウェブサイトを作りたければサイト制作者は勝手にやれば良い。ただ、ならば、それに文句を言ふのも勝手だらう。企業の人は、セキュリティ高に設定したInternetExplorerで閲覽してきちんと利用出來るやうにサイトを作つてね。