福田氏を利用する喜六郎に騙されない爲に
確かに、福田ファンを自稱する人々に何度も騙されたから、改めて讀返す事にしようと思ふ。青方の中村とか。喜六郎さんくす。
まあ、喜六郎も福田氏の言つてゐる事をよく剽竊してゐるけど。
福田恆存が国語問題にかけた情熱は本物だと思うし、この本も名著ではある。
しかし、この本に影響を受け、「正字正假名遣ひ」の実践を試みる人達の言動を見ていると首をかしげざるを得ない。 この本に影響を受け、ネット上で「正字正假名遣ひ」を実践する人達がいるが、そういう人達の中に、自分たちを「正字正假名を体得している意識の高い日本人」と規定し、「正字正假名を読めない書けない意識の低い日本人」を罵倒する、安直な知的スノッブのパターンに嵌まっている手合いが少なくない。
福田恆存は、こういう「文化人」の鼻持ちならないスノビズムを嫌悪し、痛烈な批判を浴びせていた人なのだが、その福田恆存の著書が、知的スノッブ達の「錦の御旗」となっている状況は何とも皮肉としか言いようがない。
しかし、この本に影響を受け、「正字正假名遣ひ」の実践を試みる人達の言動を見ていると首をかしげざるを得ない。 この本に影響を受け、ネット上で「正字正假名遣ひ」を実践する人達がいるが、そういう人達の中に、自分たちを「正字正假名を体得している意識の高い日本人」と規定し、「正字正假名を読めない書けない意識の低い日本人」を罵倒する、安直な知的スノッブのパターンに嵌まっている手合いが少なくない。
福田恆存は、こういう「文化人」の鼻持ちならないスノビズムを嫌悪し、痛烈な批判を浴びせていた人なのだが、その福田恆存の著書が、知的スノッブ達の「錦の御旗」となっている状況は何とも皮肉としか言いようがない。