闇黒日記?

にゃもち大いに語る

マスゴミもネットでいろいろ言つてゐる人も結構同じメンタリティだ

闇黒日記平成二十一年十月三十日に、メモ8社長氏の事を書いた直前に、こんな事を書いたのだけれども。

マスゴミ」「マスゴミ」とよく言ふけれども、さう云ふ「ネット論客」の側にも「マスゴミ」的な態度を當り前のやうにとつてゐる人は結構ゐるんだよなと思ふ。

Kirokuroの事を念頭に置いて書いたのは當然だが、メモ8社長氏についてもこの批判は當嵌ると思つた。

http://d.hatena.ne.jp/memo8/20080711
だからこそ、最後は、文章という、自分が比較的自信のあるモノを武器にして、馬鹿だの何だの刺激的なこと書いて、少しでも注目集める為に、ブログでもやるしかなかった。なのに、マスコミは無視。身内からは非難轟々。
いや。
http://d.hatena.ne.jp/memo8/20080712
けれど、元々、メモ8という人間は「世の中には書いていい事と、書いていい事しかない」を持論に、ネットのあちこちで罵詈雑言飛ばしてた人間なわけでね。そんなこと書いていいのかよと、度々言われるくらいに。面白ければ、何でもいいっつーか。

ああいや、どつちも同じ。「注目を集めたい」「面白ければ全て良し」――「マスゴミ」なるもののやらかしてゐる事と、何が違ふだらう。
なんでもおちやらかす――少くとも、そこには、正しさへの視點が缺如してゐる。「マスゴミ」もKirokuroも、メモ8社長氏も、正しさを求める姿勢だけは缺如してゐる。ただただ「面白主義」で、何でもお茶らかす。それを支持する大勢のおちやらけ人間が日本にも世界にも大量に棲息してゐるからで――で、さう云ふ人々が、「勝ち負けを言ふのは醜い」と言ひながら、自分逹は結束して「おちゃらけ」を否定する人間を取卷き、負けさせようとするのだ。どつちが醜いのだらう。

日本人は昔からふざけるのが好きな國民だが、同時に、清廉潔白――明き心、淨き心、正しき心、直き心を良しとする國民であつた。が、後者は前者に嘲られ、嗤はれ、いたぶられる宿命にある。明治以來の近代化・西歐化の中で、さうした傾向が強まつたとも言はれるが、もともと日本人はふざける事・面白がる事を抑へる價値觀を持つてゐない。
日本の文化は、痩せ我慢以外に正しい事を守る爲の理由を用意出來なかつたのであり、さう云ふ點でキリスト教文化に決定的に劣つてゐる。さう云つた點で、私は日本の文化を誇る氣になどなれないし、その點、私が右翼であつた事は一度もない。