闇黒日記?

にゃもち大いに語る

「自由主義」と云ふ名の自由の自殺

自由主義者の人曰く「人は他人の權利を侵害しない範圍で自由に振舞へる」――この發想は、人が「他人の權利を侵害しない行動を自然に取る」事を前提とする。それは人が「或領域においては自由に考へない」事を意味してゐる。
自由を唱道しながら最初から自由を諦めてゐる領域があると云ふ事になる。
自由主義者の人は屡々「權利としての自由」を守れと主張する。その主張が極度に「論理的」になると、結果として、現實に人が「自由に行動する事」「自由に發想する事」を否定してしまふ。
觀念の自殺である。